紫外線と白髪の気になる関係

「髪は紫外線に弱く、紫外線を頭に浴びると髪が傷んで白髪や薄毛の原因にもなってしまう」という説を、あなたも聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

ここでは、この説についてもう少し掘り下げてみましょう。

 

「髪は紫外線に弱い」は真実か

ではまず、この説の「髪は紫外線に弱い」という点から見てみましょう。

 

実は、黒髪の状態である以上、「髪は紫外線に弱い」というのは、真実であるとは言えないんですよ。

 

なぜかというと、黒髪というのは、ハッキリ言えばメラニン色素のかたまりのようなもの。メラニン色素というのは、紫外線によるダメージを受けないようにするためのものなので、体の中でもメラニン色素がぶっちぎりに豊富な黒髪は、紫外線を多少受けようが、実はそれほどダメージを受けるわけではないんですよ。

 

と、こういう部分だけを聞くと「なーんだ、じゃあ、頭に関しては紫外線の悪影響を心配する必要はないのか」と安心してしまいがちですが・・・

 

残念ながら、「黒髪は紫外線に弱いどころかむしろ強い=頭は紫外線をどんどん浴びてもOK」という式が成り立つわけではないんですよ。

 

紫外線に弱いのは頭皮と白髪

「黒髪は紫外線に弱いどころかむしろ強い=頭は紫外線をどんどん浴びてもOK」という式が、なぜ成り立たないのかというと・・・

 

「頭に紫外線を浴びた場合、黒髪はほとんどダメージを受けなくても、頭皮と白髪は確実にダメージを受けるから」なんですよ。

 

紫外線の害には「活性酸素を大量発生させ、細胞を老化させる」というものがあるのですが、まさにこの害を、まともに頭皮が受けてしまうわけですね。

 

頭皮が老化すると、頭皮そのものの弾力が失われ、健康な髪が育ちにくい状態になってしまいます。髪が細くなったり白髪になったり、抜け毛がひどくなったり・・・などという害が出てしまうリスクが、非常に高くなるんですよ。

 

そして、白髪についても、紫外線を浴びるとメラニンの防御効果を得られない白髪のキューティクルはボロボロに傷んでしまう、という状態になります。
そして、白髪そのものは紫外線を透過させてしまうので、白髪が増えれば増えるほど、紫外線による頭皮へのダメージもさらに大きなものとなってしまいますよ。

 

ですから、冒頭に挙げた説のうち「髪は紫外線に弱い」という部分は、黒髪に限って言えば真実ではない、と言えるのですが、「紫外線を頭に浴びると髪が傷んで白髪や薄毛の原因にもなってしまう」という点については、真実だと考えて間違いないでしょう。

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