なぜ白髪ができるのか

「白髪」というのは、多くの人にとって「老いを感じさせる、恐怖の存在」となっているのではないでしょうか。

 

特に、「これまでずっと黒髪が自慢だったのに、ついに白髪が生え始めた」という時のショックは、非常に大きなものとなります。

 

ですが、なぜ元々黒かった髪が、白髪になってしまうのでしょうか?

 

ここではそのメカニズムについて簡単にご説明しましょう。

 

髪はこうして白髪になる

髪にはもともと、髪を黒くするための元となるメラノサイトを作り出す役割を持つ「メラノサイト幹細胞」というものがあります。
この幹細胞から生まれたメラノサイトが、毛根部分の「毛乳頭」に集まるとメラニンが生成され、「メラニンがしっかり生成された髪が、毛乳頭からどんどん伸びてくる」という形で、黒い髪が伸びる、ということになるんですよ。

 

ところが、老化やストレスなどさまざまな原因で、メラノサイト幹細胞は、メラノサイトを作り出さなくなってしまうようになります。

 

こうなればもちろん、毛乳頭にメラノサイトが届かず、髪にとっては「髪を黒くするためのメラニン生成ができない」という状態になってしまいます。

 

こうして髪は、白髪になってしまう、というわけなのです。

 

メラノサイト休止型と消失型

というわけで、髪が白髪になってしまう理由を一言で言うと「メラノサイトが作り出されなくなるから」ということになるのですが、この「メラノサイトを作り出さなくなった髪」というのは、実は2種類あります。

 

ひとつは、メラノサイト休止型。何らかの理由で、メラノサイトを髪が作り出さなくなった、というタイプです。これはあくまで「メラノサイトを作るのをお休みしている」という状態なので、また何らかのきっかけで、再びメラノサイトを作り出すように復活する可能性は残されています。

 

そして、メラノサイトそのものが完全に消失し、今後も復活する見込みが全くないタイプが、メラノサイト消失型です。

 

こちらは残念ながら、メラノサイトを生み出す元となる力が完全に消失してしまっているので、現代の医学レベルでは、もう、二度と黒髪に戻ることはないと言われています。

 

メラノサイト休止型と消失型の違いというのは、「休火山と死火山」に似たものがありますね。

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